EXPO 2025では、会場内の休憩所・トイレなど計20施設を、若手建築家が設計。「休憩所3」は、「静けさの森」に続く樹木群と小さくもユニークな人工物が寄り集まる休憩所。トイレは、男性トイレ・オールジェンダートイレ、女性トイレ、応急手当所を備えるバリアフリートイレの3棟で構成されている。

建築概要

所在地 大阪府大阪市此花区夢洲中1-1-20 (2025年日本国際博覧会会場内)
施主 公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
設計 山田紗子/一級建築士事務所合同会社 山田紗子建築設計事務所
延床面積 568.23㎡
階数 地上2階
構造 木造、鉄骨造
竣工年月 2025年2月

特長

建物の特徴

5年に一度世界1ヶ所のみで実施される国際的イベント「国際博覧会」が大阪市内の夢洲(ゆめしま)で開催。会場内の休憩所やトイレなど計20施設を、公募型プロポーザルにて若手建築家が設計。 「休憩所3」は、アートプロジェクトが開催される「静けさの森」に続く樹木群と小さくもユニークな人工物が寄り集まる、自然と人工が融合した休憩所。頭上には、広がる樹冠や立ち並ぶ幹があり、それらに建築物の柱や壁、屋根が寄り添うことで、心地よい半屋外空間が連続している。それぞれの植物や建物がもつ色彩と形の連なりが全体に編み込まれていくことで、独自のテキスタイルを伴った生態系が立ち上がっていき、この場が新たな世界の捉え方へと繋がっていくことを目指している。

水まわりの特長

「休憩所3」のトイレは、3棟から構成されており、男性トイレとオールジェンダートイレの建屋、女性トイレの建屋、そして、応急手当所を備えた建屋にはバリアフリートイレとカームダウンスペースが屋外に面して設置されている。男性トイレは小便器のみを設置し、自然な視線配慮がなされた円形レイアウトで、壁掛型の自動洗浄小便器を採用。女性トイレとオールジェンダートイレの大便器には、パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式と、ノズルを清潔に保つ「きれい除菌水」機能を搭載したウォシュレットアプリコットPを採用している。また、バリアフリートイレは、左右勝手違いで設置されており、さまざまな身体状況に対応可能なコンパクト・バリアフリートイレパックを設置している。

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