各務原市では、2025(令和7)年、かねてより要望のあった小・中・高一貫であり、知的障がいに加え、肢体不自由や病弱の児童生徒を対象とした、新しい特別支援学校を開校。トイレも、あらゆる身体状況の児童・生徒が、あらゆる状況に応じて使用できるよう、レイアウトや仕様が配慮されている。

建築概要

所在地 岐阜県各務原市鵜沼羽場町2-3-1
施主 各務原市
設計 東畑・大建・Meet’s設計共同企業体
施工 <建築>TSUCHIYA・市川・足立特定建設工事共同企業体
<電気>山一電気株式会社
<機械>川崎・丸共特定建設工事共同企業体
敷地面積 29,690.00㎡
建築面積 9,114.38㎡
延床面積 13,764.70㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
竣工年月 2024年12月

特長

建物の特徴

以前の「市立各務原特別支援学校」は、知的障がいのある高等部の生徒のみが対象で、市内在住の小学部と中学部の児童生徒と高等部で肢体不自由や病弱の生徒は、市外に通学する必要があった。このため、かねてより要望のあった小・中・高一貫であり、知的障がいに加え、肢体不自由や病弱の児童生徒を対象とした、新しい特別支援学校を整備。2025(令和7)年4月に、小学部から高等部までが同じ敷地で学べる特別支援学校を開校した。環境の変化が苦手な児童生徒の負担解消や、小学部から高等部まで切れ目のない指導が期待されている。校内には、看護師が駐在する医療的ケア室や、屋内温水プール、卒業後の就労に生かすため、地域住民らを迎えて接客を実践できる「ひばり喫茶」なども設置されている。

水まわりの特長

各トイレは、想定される利用者の身体状況にあわせ、レイアウトや設置器具を変更。主に重複障がいの児童生徒が使用する中央棟1Fトイレは、洗濯・シャワー室を男子トイレと女子トイレで挟み、ひとつながりのレイアウトとした。大便器ブースは、便器の高さや器具などを変えて、仕様やタイプの異なるブースを男女それぞれ6ヶ所ずつ設置。あらゆる身体状況の児童生徒が、あらゆる状況に応じて使用できるよう配慮している。また、昇降口や図書スペースなどに、衛生面に配慮して自動水栓を設置した手洗器を用意。さらに、教室やランチルームは操作レバーで使いやすい高さに調節できる昇降式の車いす対応洗面を設置するなど、場所や場面に応じた細やかな配慮がなされている。

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