「龍谷大学」は、深草キャンパスの北エリアに、これまでにないテラスタイプのシンボリックな「灯炬館」を建設。トイレも、構想の段階から、障がい学生支援室・宗教部・学生団体などと、さまざまな利用者にとっての使いやすさを検討。「だれでもトイレ」の充実をはじめ、快適な環境を実現している。

建築概要

所在地 京都市伏見区深草塚本町67
施主 学校法人 龍谷大学
設計 株式会社 アーキシップスタジオ+髙木章寛建築設計事務所
施工 鹿島建設株式会社
敷地面積 58,125.10㎡
建築面積 2,722.46㎡
延床面積 8,134.30㎡
階数 地上5階、地下1階
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
竣工年月 2025年3月

特長

建物の特徴

「龍谷大学」は、1639(寛永16)年に西本願寺境内に設けられた「学寮」を起源とし、2039年に創立400周年を迎えることから、2022年度より「深草キャンパス施設整備計画」を推進。"深草を森にする"をコンセプトに、学生たちが行き来する北エリアに「灯炬館」を建設。館内は、講義室や研究プロジェクト室などで構成。学生のみならず教職員や地域社会が一体となる、これまでにない「テラスタイプ」のシンボリックな建物。1F入口を入るとすぐに広がる「る」の森というフリースペースは、「みつける」「かたる」「つながる」「はじまる」などの意味が込められ、学生たちが思い思いの場所で集い、五感を磨き、創造性を発揮できるよう緑と家具が配置され、自然の中で過ごしているかのような空間となっている。

トイレの特長

新棟構想の段階から、障がい学生支援室・宗教部・学生団体などと議論を行い、さまざまな利用者が使いやすいトイレについて妥協せず検討を重ね、計画を遂行した。シンボル的な空間である「る」の森内にある「だれでもトイレ」は、車いす使用者・オストメイト配慮ブース、乳幼児連れ配慮ブースを1ヶ所ずつ、性別を問わずに利用できるだれでもトイレを6ヶ所設置。さらに、女性目線を取り入れた高級感のある設えとし、清掃は1日2回行われるなど、明るく清潔でみんなが行きたくなるトイレ空間となっている。また、講義室近くにあるトイレには、男性トイレ、女性トイレ、だれでもトイレを設置。休憩時間などに利用が集中することなどから、器具数や空間の広さを考慮して設計している。

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