岐阜県高山市の「荘川さくら学園」は、高山市内で初となる義務教育学校。校舎全体を木のぬくもりが漂う空間とし、トイレも同様に、家にいるようにほっと心が和むように仕上げられている。荘川町の意思を込めて施設整備に取り組み、児童や生徒の想いを受け止めた、愛着を育むトイレが実現した。

建築概要

所在地 岐阜県高山市荘川町新渕130
施主 高山市
設計・監理 大建設計株式会社
施工 <建築>飛騨・丸仲特定建設工事共同企業体
<機械>アクア・洞口特定建設工事共同企業体
<電気>高山電気工事株式会社
敷地面積 23,911.48㎡
建築面積 4,287.74㎡
延床面積 5,100.61㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部木造、一部鉄骨造
竣工年月 (改修・増築)2025年3月

特長

建物の特徴

岐阜県高山市の西部に広がる荘川町は、日本三大霊山のひとつ「白山」の雄大な姿を眺望できる自然豊かな地域。その地に立つ「荘川さくら学園」は、高山市内で初となる義務教育学校である。旧荘川小学校の校舎を改修し、老朽化した体育館施設を全面改築。荘川小学校と荘川中学校を統合して、2025(令和7)年4月に開校した。敷地内には、1~9年生が通う義務教育学校のほか、保育園や給食センターも併設。校舎棟と隣接して地域交流スペースが設けられ、地域の会合や地域芸能を学ぶ場所として利用される。地域と学校が一体となって子どもたちを育てていこうという、荘川町の強い想いが込められて「集い、学び、地域と共に荘川の未来を切り拓く新しい学び」をコンセプトに、施設整備が取り組まれた。

トイレの特長

校舎全体を木のぬくもりが漂う空間とし、トイレも同様に、まるで家にいるようにほっと心が和むように仕上げられている。洗面コーナーは、新しい学校についての意見交換を行った際、生徒からあがった、年齢や身長にあう高さにしてほしいという要望を受け、洗面器や鏡の設置高さにバリエーションを持たせて、一人ひとりが使いやすい設計としている。トイレが心地よい空間になることで、自分たちが使う場所を、普段から大切に使っていこうという気持ちも芽生えている。また豪雪地域でもあるため、寒冷地対策として、トイレ内には暖房用のパネルヒーターを設置。寒い冬でもしっかりと手洗いができるよう、すべての洗面器に電気温水器付きの自動水栓を設置し、上水道には凍結防止装置が稼働している。

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