常滑市立鬼崎中学校の敷地内に立地する「常滑市柔剣道場」は、地域のスポーツ教室の開催など、生徒以外にも小さなお子様から高齢者までが使用する施設。このたび老朽化が進んでいることから、市の計画に則り、トイレ改修を実施。和式便器を洋式化、湿式清掃は乾式清掃に変更された。

建築概要

所在地 愛知県常滑市港町3-1(鬼崎中学校内)
施主 常滑市
設計(改修) 株式会社伊藤設計
施工(改修) <建築>株式会社 谷川組
建築面積 616㎡
延床面積 2,013㎡
階数 地上4階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (トイレ改修)2025年2月

特長

改修の経緯

知多半島西海岸の中央部に位置する愛知県常滑市は、古くより焼き物の産地として知られ、2005(平成17)年には、市沖合の埋立地に「中部国際空港 セントレア」が開港している。「常滑市柔剣道場」は、市内にある学校教育施設のうちのひとつで、常滑市立鬼崎中学校の敷地内に立地。常滑市は、剣道を始め、スポーツ活動が盛んであり、当施設は、地域の剣道・柔道・卓球教室の開催やスポーツ団体の活動など、生徒以外にも小さなお子様から高齢者までが使用する施設となっている。このたび、施設全体の老朽化が進んでいる中で、トイレ環境の改善を最優先として、トイレ改修を実施。和式便器の洋式化や湿式清掃を乾式清掃に変更するなどの改修が行われた。

トイレの特長

改修前のトイレは、大便器は和式便器で、清掃方法は湿式清掃であり、においや清掃のしづらさが課題となっていたため、学校からは清掃のしやすいトイレが要望された。さらに、災害時に避難した市民が柔剣道場を利用することも想定して、車いす使用者でも使いやすいトイレの設置が目指された。改修にあたっては、広さや器具数を確保するため、隣接していた利用されていないシャワー室をトイレ空間に拡張。1F男女別トイレに1ヶ所ずつ、広めのブースを設置。大便器は、休憩時間の一斉利用を想定し、連続洗浄が可能なパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式を採用。さらに、足元空間が広い洗面カウンターを設置し、車いす使用者に配慮するとともに、床への水垂れを防ぎ、清掃性も考慮している。

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